Archive for the ‘医療コラム’ Category

小児鍼

2017-12-07

人間は陰陽のバランスが保たれている状態が健康と言われています。人間は四足動物の状態から考えると、
日が当たる表の腰背の部分が陽で、裏の日の当たらない影の部分が陰です。小児は陰陽でいうと陽の塊です。
小児は発育か゛非常に速いので、陽が盛んになり体が大人より暖かいのです。
小児が眠い時は手のひらが暖かくなります。手のひらは陰で夜も陰なので、陰に向かっていくので暖かくなります。
夜泣き、癇の虫は陽が盛んになりすぎた興奮した状態なので、陰でもある金属の冷たい鍼で刺激をして、
熱を取ってやると落ち着きます。陰陽のバランスを保つことが大事で、大人も同じ事、病気は結局陰陽の
バランスが崩れ、陽に傾くか陰に傾くかで、それが極端になると死となります。
小児は回復が早いので、癇の虫に限らず、下痢、便秘、腹の調子が悪い時にも非常に効果的なので、
時々鍼治療をしていると、毎日元気に過ごすことができます。

疳が強いで来院された症例

2017-10-23

平成29年7月  5歳の女の子
主訴  疳が強い  2歳頃より泣きながら寝る事が多く、気に入らないことがあったり、うまく物事がいかないときは怒りやすく、母親に殴ったりすることもある。寝言もひどく毎日ある。特にここ1カ月ひどい。 大便 2~3日に1度、体表観察、両脾募邪、胃土邪少しあり、足の胃経張りあり、上背部張り、臍上向き。

治療 肝の緊張と胃の働きが弱いので、肝を抑え胃の働きを高めるように治療。鍼で百会、左足三里、散鍼で右脾募、背部、ゴウ鍼で左肝兪 計8回で段々と落ち着き、寝入りも良くなり寝言もなくなる。元々肝気が強い方で、母親も同じで直ぐに気が上昇しやすく、なかなか 下へ下がらない。治療は散鍼で少しは良かったが、左肝兪に鍼を斜刺してから良くなる。1か月半かかった。

アトピー性皮膚炎治療後改善

2017-06-29

24年7月、8歳女 アトピー性皮膚炎

生後10カ月頃、蜂蜜入りプリンを与えたら全身がパンパンに腫れ湿疹がでる。
その後、卵ピーナツを食べるとかゆくなり、汗をかいてもひどくなり、かけばかくほどひどくなる。

冬はどちらかというと良い。甘いもの、菓子類が好きでそれらを食べると痒くなるので、控えるようにいうが、子供なので食べてしまう。
クリスマスの時食べる機会が増え、これではまずいと、本人が意識し控えたところ、ずっと良くなり出す。

来院時は特に両膝裏、肘の回りがひどく赤くガサガサしていた。
1年中ひどく常に手で掻いてしまうので何とか治したいとの事。

治療

脾虚湿熱があり、熱を取り脾を回復させることを目標に鍼治療する。
同時に甘いものを控え食べすぎないことに注意するように伝える。

背部散針、井穴鍼、兪穴等その都度穴を変えながら、少しずつ効果が表れ、約3年半治療、
その後来院せず1年後に母親が来て、ほとんど良くなったとの事。

この症例は飲食の不摂生がなかなかやめられず、治療が長引いてしまったことは残念でした。

ひどい「いびき」改善

2017-03-03

平成29年2月 4才男の子

1年位前よりイビキの音が大きく特に最近はひどいとの事。ほぼ毎夜続くので両親も目覚めてしまう程酷い。
治療は子供なので筋肉の緊張をとる目的で背腰部を中心に手足の外側に散針をしてその日の夜よりほとんどイビキはしなくなる。3週間経過するが異常なしとの事。

百会穴(ひゃくえけつ)のツボ

2016-12-08

両耳から上方に向かっていく線と鼻から真上に向かっていく線の交わったところが百会と言います。
ここは陽経のツボの代表的なツボのひとつです。陽経ですから陽気が集まりやすくなります。

又人間は常に頭を使っていますから、頭が熱化しやすいのです。それはコンピューターと同じでその部屋は一定の温度に保っておかないと、熱くなりすぎてパンクしてしまいます。上が熱ければ熱いほど下が冷えます。人間も頭を冷やして熱を下げ上下のバランスをとるのです。頭寒足熱ともいいます。イライラしたり、怒ったりしている時は気が上昇していますから、頭に血が充満した状態で熱くなっています。

その時に百会に鍼をして気を下に下げ熱をとります。そうするとバランスがとれ脳卒中の予防にも繋がるのです。自分でやる場合は指先を立てて少し強めに圧迫するといいです。スーとして気が下がったら大丈夫です。

予防には散歩がおすすめです。歩くと気が下がります。世の中にはイライラすることが多いですが、少しでも気をつけて気を下げるようにして、体のバランスをとることができたらとおもいます。

家庭でできる乳幼児の予防治療

2016-11-24

乳幼児はまだまだ内臓が完全に発達していないので大人にやるような鍼はつかいません。
そこで鍼に代わるものを使い皮膚を刺激します。一般的に子供は大きい病気はしません。
日常的には風邪、便秘、下痢、夜泣き、癇の虫等がほとんどです。

乳幼児は生まれて間もないので、陰と陽に分けると陽にはいります。成長が激しいので陽です。
その陽が極端に激しくなると熱が上に昇ります。上半身が熱く下半身が冷たくなります。
その状態が癇の虫であり夜泣きとなります。

そこで鍼の代わりになる冷たい金属で刺激して上に昇った熱を下げます。
それはスプーンが割と使いやすいです。
その丸い部分を使い頸の後下から背骨の上を尾骨に向かって5センチぐらいずつ、軽く擦っていきます。
次に背骨の右側、左側と続けて擦ります。
時間は3-5分位か、皮膚が赤くなれば終わりです。
手足も膝肘から指先に向かって外側を擦ります。

これらは胃腸にも良いので便秘にも良いです。是非共試してみてください。
必ず良い結果がでます。

注意

風呂の1時間前後はしない方が良いです。

足三里(あしさんり)のツボ

2016-11-20

俳人松尾芭蕉の奥の細道に旅する前に必ず足の三里にお灸をしてから行きました。そうすると三里、今で言うと12キロ位歩けるのと、三里は胃にも通じているので腹を壊さない予防の意味もあります。昔の旅は大変なので途中で歩けなくなっては人手を煩い、腹を壊しては歩けません。今でも三里は胃腸を丈夫にし、健脚にも良いと言うことで有名なツボで使用頻度は多いほうです。場所は膝下外側10センチ位の所にあります。左右に半米粒大の大きさの艾で3~5壮位据えます。熱いですが自分でできる最高の予防治療です。

乾布摩擦、家庭でできる風邪予防

2016-11-07

和式手ぬぐいの端を両手で持ち背中を洗うように擦ります。腹は時計回りに擦ります。それから手の内側外側、足の内外側をこすります。それぞれ20へ30回すると少し赤くなります。やる場合は風呂に入る1時間前後はしないように。これは昔流行していた時もあり、それなりに子供の健康の為に小学校でもやっていました。

今は色々な方法が出てきてやらなくなりましたが、これは単純でだれでも直ぐにできる方法なのでおすすめです。
皮膚は内臓の鏡といいます。皮膚が丈夫になれば内臓も丈夫になります。寒くなる前から準備しておくといいです。

お灸の効果

2016-02-11
・白血球の増加
・免疫力の亢進
・風邪の予防
・病気になりにくい体質
・介護予防
・ぴんぴんころり

喘息大人治療

2015-11-23

喘息 60代女性 平成27年2月

 

50代より咳が出はじめ、耳鼻科に通うがなかなか治らないので他の耳鼻科に行くと副鼻腔炎といわれる。毎年数カ月単位で耳鼻が詰まったり、咳が出て喉がすっきりしない症状が続く、一時咳が出て眠れない時もあった。又たばこを吸う人の中で10年以上も仕事をしていた。

 

診ると背腰部の張り、胃土、右脾募に邪があり左心兪実、脾兪実、肝兪虚、果物大好き元々せっかちな性格上氣が上昇しやすいタイプで、冷たいものを取り続け又空気汚染により、氣が上昇しやすいし状態になり症状が出たと判断。穴は左心兪、肝兪、合谷を治療し少し臭いがでる。咳は変わらず、2回目に右内間を使い右脾募、胃土に打針治療、3回目に味も分かり胸部のひゅう音は良くなる。4回目に来た時は咳痰は半分、味臭いはほぼ正常、その後数回の治療でほぼ完治したかに見えたが又再発し治療を継続していくうちに7月ごろはほとんど咳は出ず鼻付近に少し違和感があるていどで、調子は良いとの事。11月頃にはまだ完璧ではないが多少の咳が出、喉の違和感もあるが状態は良い方であり、月2回位のペ–スで治療に通っています。

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