Archive for the ‘医療コラム’ Category

症例 だるい、疲れる

2018-11-24

平成30年4月  30代 男性
だるく、疲れが抜けない。2週間出張して疲れる。出張先で水を飲み下痢をする。
鼻水、くしゃみ、喉痛があり夜眠りずらい。食欲も落ち、ややふらつく、疲れると下痢しやすい。
花粉症、胃腸炎の既往歴あり。
診ると腹全体が張る、肋骨弓少し狭い、百会に圧痛合谷、天宗、脾兪、肝兪、左行間付近がカサカサしてかゆい。
会社での残業が多く、出張も毎月あり、疲れがなかなか取れず、
氣が上昇し不安定になり又反射として胃の働きが落ち下痢しやすくなる。
治療は上に昇った氣を降ろし、胃の働きを盛んにさせる様に百会、右合谷、左胃兪、右足三里に置鍼。
4日後半分位良くなり、その後毎月2~3回位治療を続けて、心身のメンテナンスを含めて治療継続中で、
治療することにより心身を安定的に保つ様にしています。

小児喘息

2018-10-04

平成29年9月 5歳 女児
8月末より風邪をひき鼻水が出、咳が朝夜止まらない。2年前にひどくなり1週間入院したこともある。
季節の変わり目、台風、大雪の時に発作が出る。特に夏から秋に代わる時がひどい。
他に硬い便で、疳が強い。両親とも花粉、アトピー、鼻炎のアレルギーがある。
診ると肝兪、胆兪あたりの張り、腎兪、関元の冷え、胃経の張りが見られ、肝気上昇と腎虚で
夏冷たいものを取り過ぎ下を弱め相対的に上が強くなり、発作が出たと思われる。
治療は背部、胃経の散鍼だけでその後1年間発作は起きず、秋になり又発作が起きたので来院する。
同治する。

症例 食欲不振 不安感

2018-09-06

平成30年7月  40代 男性
3年前 一人暮らしを始めたら急に将来に対し不安になり、一時食欲も落ちる。
1年前強いめまい 立ち眩み 肩こりが出て疲れやすくなり、
それから不安感と恐怖感が毎日続くようになる。

今年3月胃のむかつきがあり、6月には強い吐き気で何も食べられず、病院に行くが問題なしと言われる。
他に朝息苦しくて目覚める。急に立つと立ち眩みがある。ここ3年位風邪をひきやすく、顔全体が乾燥する。

診ると腹全体に緊張があり、胃土 脾募 肝相火 左腎水が特に張る。
両眼瞼にクマあり、脈弱、氣色診、肝心脾に変色、左脾兪胃兪腎兪が虚。

治療は心脾気虚と判断し百会に瀉法右神門に補、灸は脾胃 腎兪 三里 太谿にする。
次の日の午後から食欲が出て、食べると少しもたれるが不安感はない。
体重は2キロ増えその後1週間の間に気持悪くなり、不安感も一時あったが
段々ととれて5回の治療でほぼ、症状は出ないがもう少し体のメンテナンスを続けて、
体調を維持した方が良く継続治療中。

外反母趾

2018-07-12

足の親指が外側にくの字に曲がり歩行しずらくなったり、痛くなったりします。
西洋医学的には治療がなかなか難しいことで、酷い人は靴が履けずサンダルで歩く程です。
これは女性に多く決して高いハイヒールを履いているせいではありません。
東洋医学的に診て経絡の流注を考えると親指側(内側)は脾経が流れて、小指側(外側)は肝経が流れています。

つまり脾経側が弱く、肝経側が強く引っ張られている状態と考えます。
正常であれば内側も外側も同じ力で支えているわけですから、真っすぐな状態になる訳です。
では何故脾経側が弱くなったのか、それは胃との関連で、脾と胃は五行でいうと土に属します。
胃で消化した物質は、脾により化生され栄養として全身に送られます。

つまり飲食の過不足があると脾胃に負担がかかります。
特に甘いものを取り過ぎていると、長い年月には段々と脾が弱ります。
又反対に外側の肝経は精神的ストレスがあると、怒りっぽくなり肝の虫が強くなり、
外側に引っ張られるようになります。

ですから先ず飲食の摂りすぎに注意し、心穏やかにすることです。
治療は弱った脾を補い、興奮した肝を抑える事により、左右のバランスがとれ段々と回復してきます。
長期間かかってなったものは、それなりに時間がかかるのはしかたありません。あきらめないことです。

腹痛の症例

2018-06-14

平成30年5月21日 60歳代 男性 腹痛

今朝から腹部全体が痛い、他は特になし。
診ると手足冷たく、赤ら顔、両腎水冷え特に左側、16椎下圧痛、左心兪1行圧痛。
下半身冷えて上半身熱く、上下のバランスが何かの原因で崩れた為に、腹部が冷えて痛んだためと思われる。

治療
左心兪1行5分位で汗が出始め、15分位で痛みは半分以下になり、次の日にはほぼ完治する。

ツボの効用 合谷

2018-05-10

手の第一指と第2指の間の陥凹部にとる。ここは大腸経上のツボで、一般には気を動かすのには良いです。
気つけとか、正気が弱った時にここに刺激をします。歯痛とか、邪気を散らしたり、
生理前とか腹痛にここに鍼をすると楽になります。風邪で喉痛の場合、ここに親指で圧迫すると良いです。
又上に上がった気を下に降ろすのにもいいです。病の始めは気が滞る事が多いので、先ず気をめぐらすことを
考えると合谷が最良かと思います。常に気が廻っていれば、次の悪い段階には進まずにすみます。

逆子の症例

2018-03-18

逆子 平成30年1月26日 39歳 初産
  
33周目に来院 胎動はあるがなかなか治らず、他に便秘気味、腹の張り、就寝中全身に力が入る。
肝腎陽虚としてお灸で三陰交、右至陰に5壮、2回目に命門に20壮、右至陰に10壮、3回目に命門に50壮、百会に10壮し次の日に治る。その後安産の為にお灸を、週1回のペースで4回治療し、予定日に無事出産しました。

花粉症診察

2018-03-01

平成30年2月14日 女性 9歳
3歳頃より春秋に目のかゆみ、鼻水が出、温度差でも鼻水が多く出る。夜中も鼻をかむ為屑かごが鼻かみでいっぱいになる。又、春秋の夜中に鼻血が出ひどいと10分位止まらず。緊張すると腹が痛くなり下痢気味になる。寒くても下痢になる。診ると、背部右側、肝兪、腎兪付近が左より硬い、右脾兪も硬い、頸部の張り、足左太衝に圧痛、腹部左側張りくすがる。舌診は全体に紅点がある。

肝脾陰虚と診て、打鍼にて右肝兪、左太衝に瀉法、1回の治療で鼻水あまり出ず、3回でほぼ完治。
花粉症は春の肝木が強くなりすぎ、逆に脾土が弱くなるパターンなので肝木を叩く事が第一となります。
常に食べ過ぎに注意し、胃に負担をかけないことが大事かと思います。

花粉症

2018-02-22

20年1月30日 花粉症 7歳 女性
目のかゆみ、鼻水がひどく1週間続く、他に食物アレルギーがある。バナナ、カニ、メロン、牛乳、キューイ、ナッツ類に反応。ツボ反応として、右肝兪、右脾兪、右腎兪、左内庭、左太衝に圧痛があり肝気上昇と脾陰虚とみて、先ず肝を叩くことにする。
打鍼術で右肝兪、左太衝に瀉、そして脾陰虚の治療で右脾兪、左内庭に瀉同時に治療3回でほぼ花粉症は完治する。現在は食物アレルギーの治療を継続中。

腰の張り

2018-01-08

平成30年1月  30代男性  腰の張り
スノーボードを10回位滑っていたら、腰がだんだん張るようになり、前屈、後屈共充分に伸びず辛い。
他の症状は特になし、診察所見では両足の内側,曲泉、両肘の外側上方、天井に圧痛あり。
腰背部に張りがある。他には特になし。

治療は左曲泉に鍼3番でやや強めに刺し10分位置鍼。直後前後屈すると8割以上良くなる。
これらは腰特に腎に負担がかかりすぎた為、尺膚診で診ると手足の下の部分、関節は腰腎に相当する部分なので
腎が弱り気血の流れが悪くなり筋肉が硬直した為とおもわれました。

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