Archive for the ‘日常コラム’ Category
ガンの予防
癌は簡単に言うと塊です。其の塊が大きくなり正常な細胞を癌細胞に変化させていくのです。そしてそれがあらゆる身体の機能を麻痺させ、不能にして結局死に追いやるのです。では何故癌になるのか、それはまず人間は肉体と精神から成立しています。肉体は精神が支配し、その影響が強いのです。年齢を重ねても肉体も衰えても精神はそれほど衰えません。つまり精神がいかに大事かということです。それは東洋医学的に言うと氣です。氣がいかに安定し、落ち着いているかが肉体が健康状態を保てるかにかかわってくるのです。例えば気が少しでも不安定になると夜眠れなかったり、イライラして落ちつかなかったり、もっとひどくなると胃潰瘍や鬱病になったりします。
最悪は癌です。氣が安定しないと氣の流れが悪くなり、滞りが生じます。これを氣滞といいます。この氣滞が長引くと血の流れも必然的に悪くなり、?血と言って塊が生じやすくなり代謝が悪くなります。当然細胞は硬くなります。癌化のはじまりです。氣を安定させるにはどうしたらいいのか?
例えば気持がいいとか、気分がいいとか、気がはればれするとか、心がほぐれる様なことをすると氣もほぐれ安定するのです。笑う、楽しいこと、好きなことをする、体を動かすこと、歌う、おしゃべり、深呼吸そして鍼治療等をしていると自然と体がほぐれリラックスし、心が安定してくるのです。要するに体の中に悪い気を溜めず、常に外に向かって出している事が大切です。悪い気とはマイナスイメ―ジです。心配しすぎたり、クヨクヨしたり、怒ったり、不平不満を抱いていることです。病は様々なものがありますが、現代社会においては、癌は究極の病ではないかと思います。しかし、癌はなかなか治りにくい病ですが心掛け次第で、そんなに恐ろしい病気ではないと思います。
熊に遭遇
先日塩原にある沢に今年最後の釣行に行きました。いつも道理のんびりとした気分で川に入り釣りの準備をしていると崖の上の方からテンが川まで降りてきて我々に氣付き急いで又崖をすばやく登って行きました。
それから釣りはじめ2時間位経ったころ、川の中に立っていたら突然3m位の上から体長1m50㎝位の熊が急いよく川に降りてきました。びっくりして襲われるのではないかと思い一瞬ハッとして身動きができませんでしたが、熊も私に氣付かずに降りてきたので、私に氣ずくや否やびっくりして一瞬飛び跳ねて急いで崖をよじ登り逃げていきました。
それから急いでポッケトから笛を取りだし力強く吹き友人に熊が出たぞ-としらせました。熊との距離はわずか3~4mあまりにも突然だったので咄嗟に笛を吹くことができず、次の行動ができず遅れてしまいました。
やはり山は何がおきるか分からないので、充分に注意し用心に用心を重ねて行動しなければと思う一日でした。
五感を感じる
山に入り緑の林の中、川の流れの音を聞きながら歩くと自然の中に溶け込んでいくような気持になります。山は時には息が切れる位、勾配がきつく大変な所もありますが又それも良し。汗をかき、自分の肉体精神を浄化するのには良い所ではないかとおもいます。
耳を澄ませば野鳥のさえずり、鹿の鳴き声を遠くに聞き、獣道を歩きながら動物の足跡を確認し、時には鹿と出会い、リス、サル、テン、熊を見たりすると彼らが自然の中で生きていることに感激します。このような感じで時々山に入り何も考えず、只ひたすらに山の息吹を肌で感じ、本来の自分の姿をとりもどせたらと思います。
旬のものを摂る
日本には季節によって様々な食べ物がとれます。春には春の物、夏には夏の物、それぞれ味も香りもちがいます。
今がいちばんの食べ頃というのがあり、その時に食べるのが最高においしいし、体にいちばん合っているということです。
季節のものを食べる事により、その季節を味わい、その季節を楽しむこれが日本にしかない、最高の贅沢なのかもしれません。
鍼灸医師
我々鍼灸師は医師とは呼称されていませ ん。動物を治療する人は獣医師です。ここに違和感を感じます。鍼灸師は人間を対象にしています。動物を対象にしている方は医師の名称をつけ、人間を対象にしている方はそれがありません。人間を扱う方が動物を扱う方よりも軽いとは世の中変わったものです。
日本食
日本には様々な保存食、発酵食品、郷土料理等があります。それらは長年の生活の知恵として生まれたもので、長年食べてきたものです。ですから自然と体になじみ身にしみついています。この伝統ある日本食が今世界中から注目を集めています。健康に良いとか肥満防止に良いとかという理由のようですが、結局日本食は非常にバランスのとれた食品ということなのです。日本食は穀物、野菜、魚介類が中心でそれを色々と加工する技術があるのも特徴なのです。ですから私たちは大いに日本食を摂っていることに誇りをもっていいのです。
日本ミツバチの蜜
今日、日本ミツバチの蜜をとりました。予想以上の3キログラム以上ありました。日本ミツバチの蜜は百花蜜と言いあらゆる花から蜜を摂って来るので深い味わいと濃厚な色をしています。とったのは1箱だけですがその中に8列に巣が並んでいて、びっしりとつまっていました。びっくりです。ミツバチはすばらしいです。感激しました。
春の息吹
4月に入り春の気配を少しずつ感じるようになりました。庭先には蕗の薹が出始め、山に入ればタラの芽が芽吹き、蕨取り、木々の芽吹き、花が咲きそしていよいよ渓流つりのシーズンです。山に川に入り春の季節を感じ、自然の中に入っていく喜びがなんとも言えず楽しく、これは都会にいては味わえないものです。最高のぜいたくを味わうことができる季節です。自然は人をやさしく受け入れてくれます。ですから人も自然に対してやさしく自然を壊さないようにしなければなりません。人は自然から最高の恩恵を受けているのです。感謝です。
寒さに強い鼠
22匹の二十日鼠を二群に分け、一群には一週間に5日間米粒の半分位の大きさの灸を鼠の背中に6週間続けました。他の一群にはなにもしませんでした。次の一週間はそのままにして8週目に両軍を摂氏3度の寒冷室にいれてみました。そうすると灸をしなかった方の鼠が大部分凍死したのに比べ、灸をした方の鼠は死ななかったそうです。又灸をした鼠の肝臓中の酵素量はしない方に比べ重くなっていて、寒さに強くなっていた原因だと分かりました。これは以前の国立公衆衛生院長の多々井博士の実験でした。
243歳の長寿者
江戸時代の天保15年、永代橋の落成式に三河の百姓万平一家三夫婦が揃って渡り初めをしました。万平は慶長7年生まれで243歳、その妻たくは元和9年生まれの222歳、息子の萬吉は慶安2年生まれの196歳、その妻もんは承応4年生まれの138歳、孫の萬蔵は元禄8年生まれの151歳、その妻やすは宝永4年生まれの113歳という記録が名古屋の郷土史家森嶋市衛氏が古文書の中に発見したそうです。
長寿の秘法を聞かれると「先祖代々欠かさず足の三里に灸仕り候」と答えていたそうです。万平はその後八代将軍徳川吉宗公や11代将軍徳川家斎公などの慶事に召しだされたそうです。
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