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3/13(月)午前臨時休診のお知らせ
誠に勝手ながら3/13(月)の午前は臨時休診となります。午後2時より診療致します。
患者様にはご迷惑をおかけいたしますがご了承の程お願い致します。
2/13(月)午前臨時休診のお知らせ
誠に勝手ながら2/13(月)の午前は臨時休診となります。午後2時より診療致します。
患者様にはご迷惑をおかけいたしますがご了承の程お願い致します。
人間は弱い
人は今まで様々な物を生み出し発明し、便利な世の中を作ってきました。それによる恩恵は計り知れないものがあります。物が豊かになると物欲が生じ、それに伴う金銭欲が生まれ、又支配欲も生じます。その結果格差社会になります。人間は生物のなかではいちばん優秀であると思っています。
しかし、人が人を殺したり騙したりしてきた歴史を繰り返しているのをみると、本当に優秀な生き物ですか。他の動物は弱肉強食で生き残ってきました。しかし、それはよけいには殺さず、ただ生きる為のみにしてきた行為です。食糧があれば相手を傷つけたり殺したりしません。満腹になれば何も起りません。
人間はどうでしょう、欲に欲を重ね際限なく続きます。現代社会はさらにひどい状態になっています。物欲が満たされると、逆に精神的に弱く不安定な状態になり、心身ともにバランスが崩れ、本来の健康的な人間の姿になれなくなってきているのです。
人間はもっと自然に帰るべきだと思います。少しぐらい不足していても良い、少しぐらい不便でもいい、少しぐらい空腹でもいい、そういう心の余裕があればストレス社会を減らし、気持が楽になり、平和で穏やかな世の中になります。
先天の元気と後天の元気
先天の元気とは親からもらった元気をいう。遺伝子、エネルギー、体質等総合的に受け継いだものを言う。それは臓器でいうと腎臓であり、命門とも言う。基本的にこの先天の元気の腎がしっかりしていると、丈夫であり元気です。これは骨も支配していますから、骨も丈夫で太いです。精力的にも動けます。
そして後天の元気は生まれてから後の事、つまり、口から飲食物が入り大気、空気が入っていくのです。それを支配しているのは脾です。どのような物を取るかにより、体は変化していきます。あらゆる食べ物をとることで元気になるのです。
この二つの元気が人間の源であり、エネルギーの根源なのです。親からもらった元気は変えられませんが、例え弱くても後天の元気をいかに取るかによって、弱い体でも変えることはできます。先天の元気の腎、後天の元気の脾は重要な臓器で、丈夫にしなければなりません。体を使いすぎたり、飲食物を取りすぎたりすると、腎脾に影響がでてきます。元気で長生きする人は、腎脾が丈夫なのです。病気になりにくい体なのかもしれません。
医事雑談
人間は病気では死なない。人間は本来は人生を全うして、心身ともに使いはたして、五臓六腑の機能がしなくなり、老衰という名の下に死んでいくのである。これが本当の姿なのであるが、人生には途中で様々な事が起こり、心身にダメージを受け、それが回復しないで又なんらかのダメージを受けて病気へと変化して死んでしまうのです。
しかし人間は自然に回復する力をもっているのです。その能力をダメにしている現代社会が発達すればするほどに衰えていく人間、病気になりやすい社会、それは自然の法則からかなりずれているのです。病になるのは当然です。人間は五感が鋭かったのです。身を守るため、食を得るため、気候を察知する為それを五感で感じ取って生きてきました。
五感は使うことにより磨かれる。何もない自然の状態の中に身を置くと、自然界の音、静寂という音が聞こえ、又生命の息吹も感じられます。これは都会の雑踏のなかでは解かりません。これはなかなかできませんが、それでも少しでも自然に近い状態にしていることが、人間の本来の力を出すことができるのです。
現代は益々病気が増えております。治らない病、新しい病、次々と新薬ができ、医療技術も向上していますが、なぜ病は減らないのでしょうか不思議です。ある医者の言葉で女性は20代は病気はしない、しても直ぐに治るといいます。それは20代は子供を産むからです。子供を産むためには体が健康でなければなりません。体力があってこそ出産ができるのです。エネルギーが満ち溢れているのです。
だから病気にはならないのだと思います。人間は何のために生き、そして死んでいくのか、人気らしく生き、自然に生き、素直に生き本来の姿にもどることは難しいことなのでしょうか。ゆつくりと、もっと歩く速度を緩めると、周りの景色も良く見えます。そしてその景色を楽しみながら、前に進むと新しい発見が見つかるかもしれません。
年末年始の休診日のお知らせ
年末年始の休診日のお知らせです。
12/31(土)~1/3(火)は休診となります。
来年は1/4(水)より通常診療となります。
瞑想のすすめ
瞑想は目を閉じて雑念を去り静かに深く考えることと辞典にはあります。
しかしなかなかこれができません。それは当り前なことで人間だれもそうです。
そこでできるだけどうしたらできるか、それに近づけるかを考えました。
先ず鼻先で息をしている動作を気にすることです。
それは眉間との繋がりで、息を出し入れすると同時に鼻の上方にも気が向きます。
それは眉間を集中するのと重なり、より集中できるのです。それでも他の事が脳裏にでてきます。
それにかまわず呼吸を意識すると又集中できます。
それを繰り返していくと自分の回りの事がなんとなく良い状況になる感じがします。
気のせいかもしれませんが良いと思います。
邪念を少しでも取るのです。
心をとりもどすのです。
是非試してみてください。
百会穴(ひゃくえけつ)のツボ
両耳から上方に向かっていく線と鼻から真上に向かっていく線の交わったところが百会と言います。
ここは陽経のツボの代表的なツボのひとつです。陽経ですから陽気が集まりやすくなります。
又人間は常に頭を使っていますから、頭が熱化しやすいのです。それはコンピューターと同じでその部屋は一定の温度に保っておかないと、熱くなりすぎてパンクしてしまいます。上が熱ければ熱いほど下が冷えます。人間も頭を冷やして熱を下げ上下のバランスをとるのです。頭寒足熱ともいいます。イライラしたり、怒ったりしている時は気が上昇していますから、頭に血が充満した状態で熱くなっています。
その時に百会に鍼をして気を下に下げ熱をとります。そうするとバランスがとれ脳卒中の予防にも繋がるのです。自分でやる場合は指先を立てて少し強めに圧迫するといいです。スーとして気が下がったら大丈夫です。
予防には散歩がおすすめです。歩くと気が下がります。世の中にはイライラすることが多いですが、少しでも気をつけて気を下げるようにして、体のバランスをとることができたらとおもいます。
家庭でできる乳幼児の予防治療
乳幼児はまだまだ内臓が完全に発達していないので大人にやるような鍼はつかいません。
そこで鍼に代わるものを使い皮膚を刺激します。一般的に子供は大きい病気はしません。
日常的には風邪、便秘、下痢、夜泣き、癇の虫等がほとんどです。
乳幼児は生まれて間もないので、陰と陽に分けると陽にはいります。成長が激しいので陽です。
その陽が極端に激しくなると熱が上に昇ります。上半身が熱く下半身が冷たくなります。
その状態が癇の虫であり夜泣きとなります。
そこで鍼の代わりになる冷たい金属で刺激して上に昇った熱を下げます。
それはスプーンが割と使いやすいです。
その丸い部分を使い頸の後下から背骨の上を尾骨に向かって5センチぐらいずつ、軽く擦っていきます。
次に背骨の右側、左側と続けて擦ります。
時間は3-5分位か、皮膚が赤くなれば終わりです。
手足も膝肘から指先に向かって外側を擦ります。
これらは胃腸にも良いので便秘にも良いです。是非共試してみてください。
必ず良い結果がでます。
注意
風呂の1時間前後はしない方が良いです。
足三里(あしさんり)のツボ
俳人松尾芭蕉の奥の細道に旅する前に必ず足の三里にお灸をしてから行きました。そうすると三里、今で言うと12キロ位歩けるのと、三里は胃にも通じているので腹を壊さない予防の意味もあります。昔の旅は大変なので途中で歩けなくなっては人手を煩い、腹を壊しては歩けません。今でも三里は胃腸を丈夫にし、健脚にも良いと言うことで有名なツボで使用頻度は多いほうです。場所は膝下外側10センチ位の所にあります。左右に半米粒大の大きさの艾で3~5壮位据えます。熱いですが自分でできる最高の予防治療です。
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