Archive for the ‘日常コラム’ Category

はだしで歩く

2019-09-26

はだしで歩く事は実に気分のいいものです。足は靴に守られて刺激が少なくいくら歩いても足底の刺激にはほど遠いものです。足底には内臓のツボが分布していてはだしで歩くと全てに刺激がいき健康的です。はだしで歩くと大地を踏みつけている感覚がして一歩一歩の感じが脳に伝わり、足底を自然と意識して気が下がるので、上に昇った気が下に降ります。気が下に降りると肩こりも軽減されます。はだしは自然の状態で本来の姿です。今の道路はきれいで歩きやすいです。コンクリート、アスファルトの上は意外と歩きやすいので、けがはしにくいと思います。はだしで歩くと本当に歩いているという感覚になり、いいと思います。

ツボの効用 神門

2019-05-04

神門は手首の付け根、小指側の窪んだところにとります。ここは神の門ですから大事なツボです。効能は主に心、精神と関係する働きをするのです。不安感があるとか、眠れないとか、イライラしたり氣持ちに落ち着きがない時には、非常に効果的なツボです。そのほかには便秘とか、脳梗塞の後遺症で話すことができないとかにも効果的です。治療は根気よく継続すればいい方向に向かいますのであきらめないことです。

湿邪と脾

2019-04-04

湿邪と脾は太陰湿土で陰気が多いので乾燥を好む。湿気の多い所、梅雨時は脾の運化作用を低下させ体液の調整作用も落ちる。又飲食の不摂生、過食、大酒は湿を多く生産して脾を傷め逆に肝気を上昇させることになる。脾が弱ると全身が重だるくなり、寝起きもすっきりせず考えるのもおっくうになります。脾は後天の元気でもあるので全ての栄養はここから入るので、あらゆる臓器の栄養元になります。非常に重要な臓器なので、ここを常に正常に保つ必要があります。先ずは腹八分、食べ過ぎると負担がかかります。過剰労働はいつかは倒れます。そして運動、基本は歩きです。歩くことは手足を動かし腹筋背筋も使い、呼吸も少し早目になります。つまり全身運動は内臓から末端まで気血が流れるので、心身の状態は良好になります。毎日食べるので毎日歩くのです。

手当

2019-03-21

手当とは人間は痛い時に思わず自然に痛い所に手を当ててさすったりします。

すると少しだけ痛みが和らぎます。ここに治療の原点があります。

手を当てられると、なんとなく安心します。氣持ちがいいです。

そうすると心が緩みます。安心しお互いの信頼関係ができてきます。

手当は治すことだけではなく、人と人を繋ぐ手段にもなるのです。

常日頃より時々お互いに手を当ててみるのもいいことだと思います。

命門の火

2019-02-28

命門の火とは腎のエネルギーのことである。
腎は先天の氣であり親から受け継いだ氣である。腎のエネルギーが強い人は丈夫であり熱が強い。
子供は成長が早く、体のあらゆる細胞の働きが早いので、体温も高く暖かい。
命門の火が弱いと体は冷え、エネルギーが弱くなるので体力もなく、元気も出ない。
夜中にトイレに起きるとか、様々な症状が゛出てくる事自体が、何らかの繋がりで腎と関連が
あるので注意が必要です。加齢は腎の衰えでもあるのでやむをえませんが、腎の熱気を少しでも
保つ事ができれば、他の臓器にも影響しますので、丈夫な状態で日常生活を過ごすことができるとおもいます。
腎のツボは腰にあるので、基本的には腰を温めることがよいです。一番簡単なのはドライヤーでやると
直ぐに温まります。10分位やれるといいです。但し風呂の1時間前後はしない方がいいです。

心神の安定

2019-01-30

心神の安定は五臓の安定になり正常な機能が働きます。
心が病むと不安定になり他の臓器にも影響を及ぼし、病へと発展してしまいます。
人は肉体だけでは健康になれず、心を乱さぬように、氣を散らさないこと、
様々なストレスがあっても心をそこに向けないこと、一点に集中することができれば、
心は安定し健康を維持することができるのです。瞑想は最適な方法と考えられますので
是非とも試してみてはいかがでしょうか?

太極治療

2019-01-12

お灸で全身の重要なツボを刺激することです。
先ず肝腎要の腰にある肝兪と腎兪、先天の元気と後天の元気の腎兪と脾兪、氣を下げたり
陽気を高めたりする頭の百会、手の代表の穴で曲地、合谷、足の代表の三里、三陰交、太谿、腹の中心でもあり
胃のツボでもある中脘、丹田の関元、氣海こういったところの反応を触診してお灸をするのです。
この方法を長く続けることにより、自然と体質が改善され、健康的な日常生活ができるようになるでしょう。

邪気を出す

2018-12-20

邪気を一番出しやすい所は口て゛ある。邪気が溜まると血流が悪くなり、うっ血し体は硬くなり、
氣の流れも悪くなる。それには邪気を溜めないことで、口から邪気を出すのが一番いいのです。
おしゃべりをするとか、歌を歌うとか、呼吸法をするとかです。そうすると意外とスッキリし気分が
いいのです。体の中にあったものが口を通じて外に出ていくので、軽くなるのです。

自然治癒力

2018-12-06

人は病気になった時、薬を飲んだり手術をしたりしますが、それだけで病気が治る訳ではありません。
自然治癒力という体の中にある力がないと、何をやってもなおりません。
医療者はそれの助けを借りて治す事ができるのです。自然治癒力の力は普段の生活がどのようにして
いるかにより変化します。長い年月を経て体質は創られてきます。その中で多少の生活の乱れはあっても
それほど影響はありません。自然治癒力があることは免疫力もあるということです。
あらゆる病に対して対応できるように、体力を蓄えておくことが大切かと思います。

先天の元気

2018-11-15

先天の元気は親から受け継いだ生命力で五臓でいうと腎に相当する。
腎は五行でいうと水に属する。腎は人間を構成する中心を成し骨をつかさどるので、
腎が丈夫な人は骨が太い。腎は体の下の方にあるので、臍下丹田辺りに力がなかったり、
冷えて又腰の辺りの冷えとかもあると、腎が弱いとみます。腎が弱くなると根気がなくなります。
腎気は生命力でもあり、次の命につないでいくことにもなるのです。又腎がしっかりしていれば
耳も良く聞こえ元気な人は声も大きい。腎は非常に大切な臓器なのです。
長命にも繋がっていくのです。腎が強いとそのエネルギーは他の臓器にも与えて、その臓器も
丈夫になるのです。肝腎要といいますが、体を支えている最も重要な臓器なのです。

« Older Entries Newer Entries »
Copyright© 2022 塩谷郡高根沢町宝積寺の鍼灸【はり・灸】なら相田針療所へ All Rights Reserved.