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逆子の症例

2018-03-18

逆子 平成30年1月26日 39歳 初産
  
33周目に来院 胎動はあるがなかなか治らず、他に便秘気味、腹の張り、就寝中全身に力が入る。
肝腎陽虚としてお灸で三陰交、右至陰に5壮、2回目に命門に20壮、右至陰に10壮、3回目に命門に50壮、百会に10壮し次の日に治る。その後安産の為にお灸を、週1回のペースで4回治療し、予定日に無事出産しました。

3月臨時休診のお知らせ

2018-03-08

誠に勝手ながら3/13(火)は午前中休診となります。午後2時より診療致します。
患者様にはご迷惑をおかけいたしますがご了承の程お願い致します。

先天の元気

2018-03-08

先天の元気とは元々ある元気であり、親から受け継いだエネルギーでもある。先天の元気が充分で
基礎的な体がしっかりしていると、発育はより盛んになり丈夫になる。
又、後天の元気は生まれてから後、口から食物を得ることにより、それがエネルギーになり丈夫な体をつくり
成長していく。この二つの先天と後天の元気が備わって居れば、一生涯元気に過ごすことができるでしょう。
ただいくら先天の元気が良くても、後天、つまり飲食の不摂生があると、段々と体調は弱ってきます。
逆に先天の元気が弱っていても、後天の元気である飲食に注意して行けば、丈夫な体になることができます。
先天の元気は腎精にあり、後天の元気は脾胃にある。どちらも生命力があるかが問題でこれを高めるように、
注意していけば大きな病気にはならずに、過ごす事ができるでしょう。

花粉症診察

2018-03-01

平成30年2月14日 女性 9歳
3歳頃より春秋に目のかゆみ、鼻水が出、温度差でも鼻水が多く出る。夜中も鼻をかむ為屑かごが鼻かみでいっぱいになる。又、春秋の夜中に鼻血が出ひどいと10分位止まらず。緊張すると腹が痛くなり下痢気味になる。寒くても下痢になる。診ると、背部右側、肝兪、腎兪付近が左より硬い、右脾兪も硬い、頸部の張り、足左太衝に圧痛、腹部左側張りくすがる。舌診は全体に紅点がある。

肝脾陰虚と診て、打鍼にて右肝兪、左太衝に瀉法、1回の治療で鼻水あまり出ず、3回でほぼ完治。
花粉症は春の肝木が強くなりすぎ、逆に脾土が弱くなるパターンなので肝木を叩く事が第一となります。
常に食べ過ぎに注意し、胃に負担をかけないことが大事かと思います。

花粉症

2018-02-22

20年1月30日 花粉症 7歳 女性
目のかゆみ、鼻水がひどく1週間続く、他に食物アレルギーがある。バナナ、カニ、メロン、牛乳、キューイ、ナッツ類に反応。ツボ反応として、右肝兪、右脾兪、右腎兪、左内庭、左太衝に圧痛があり肝気上昇と脾陰虚とみて、先ず肝を叩くことにする。
打鍼術で右肝兪、左太衝に瀉、そして脾陰虚の治療で右脾兪、左内庭に瀉同時に治療3回でほぼ花粉症は完治する。現在は食物アレルギーの治療を継続中。

2月臨時休診のお知らせ

2018-02-17

誠に勝手ながら2/19(月)は午前中休診となります。午後2時より診療致します。
患者様にはご迷惑をおかけいたしますがご了承の程お願い致します。

三拍子

2018-02-15

三拍子とは、動く、食べる、寝るということです。人間は先ず動いてエネルギーを消費し、空腹になり食べ物を摂る。一日の最後は疲れてくるので眠くなる。このバランスが大事なのである。
ほどほどに動いて体の筋肉を使い、好き嫌いなくなんでも腹八分に食べると、熟睡ができるようになります。
又これらのひとつでも過不足があると、他に影響を与えてしまいますので、必ずバランスよくなるように心掛けるとよいでしょう。

良い気悪い気

2018-02-08

人間は気の固まりである。否地球上の全ての物質は気の固まりである。我々はタマタマ人間という形の気の固まりになり、地球上に存在するようになったのである。気の固まりは様々な物質を創り、それぞれが様々な役目、働きをもってこの世に存在し、何かの役に立っているのである。それは目に見えない価値あるものもあります。その中で人間という他の物質とは全く違う生物が生じ、地球上で一番活発に動いているのである。さて今その人間が厄介なことは、人間であるがゆえの問題である。

人間は高等動物と言われていますが良くもあり悪くもありで、良い気の廻りが働けば、すばらしい人格者になるし健康人にもなる。又悪い気が働けば悪人とか病気にもなってしまう。最初は同じ気でも段々と隔たりが出て、長い間には大きな差になってしまう。何故か例えば病気になる人、健康になる人の違いは何か病気になる人は、色々原因はありますが人間を創っているのは気という事を考えると、気の使い方に左右されてどのようにでもなってしまうのではないかと思われます。

気は人を動かすとも言います。良い気が廻り始めれば、悪い気はその分少なくなります。良いこと、楽しいことプラス思考に変える事によって、段々とそれが本物になり人間らしく成長していくのです。気とは目に見えないものでありますが、非常に大切なもので
全てに関わっているのであります。

ツボの効用 百会

2018-02-01

百会は前髪際を入ること5寸、正中腺上に取る。
陽気が盛んになり過ぎた物を降ろす、気が逆上したもの、怒りっぽくなったもの、あらゆる気が上昇すると
顔、頭が熱くなります。そういう時は逆に腰から下が冷えています。アンバランスな状態です。

鍼灸師は鍼で百会にやや強めに刺し、気を抜いてやります。結果的に気が下がり、スーとします。
安心感が広がります。現代はイライラすることが多く気が上昇しやすいのです。すぐにカーと頭に来たり
切れたり、ちょっとのことでイライラします。そうすると心に余裕がなくなり笑顔が消えます。
眉間に皺がいつも余っています。暗くなるばかりです。ここは気を下に下げるには非常に効果的なつぼです。
又逆に陽気を高めるツボでもあります。陽気が落ちて体温が下がり、元気が出ないときには灸を据えます。
熱の力により陽気を回復させます。元気になり体温が上がります。食欲も出ます。百会は非常に重要なツボの一つです。従って使用回数も多くなります。

ツボの効用

2018-01-29

手の先にあるツボは井穴といいます。井穴は基本的には熱、痛みとか急性の疾患には非常に良い効果を発揮します。鍼で少しだけ瞬間的に刺して治す方法です。つめの両側を指で揉んで圧痛、違和感があればそれが治療の判断材料になります。その時は即良好な結果がでます。ツボは場所により効能が変わってきます。それを見分けて治療することが大事なことになります。

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