Author Archive
手当
手当とは人間は痛い時に思わず自然に痛い所に手を当ててさすったりします。
すると少しだけ痛みが和らぎます。ここに治療の原点があります。
手を当てられると、なんとなく安心します。氣持ちがいいです。
そうすると心が緩みます。安心しお互いの信頼関係ができてきます。
手当は治すことだけではなく、人と人を繋ぐ手段にもなるのです。
常日頃より時々お互いに手を当ててみるのもいいことだと思います。
臨時休診のお知らせ
都合により13日水曜日午前中は休診となります。午後2時頃より診療致します。
命門の火
命門の火とは腎のエネルギーのことである。
腎は先天の氣であり親から受け継いだ氣である。腎のエネルギーが強い人は丈夫であり熱が強い。
子供は成長が早く、体のあらゆる細胞の働きが早いので、体温も高く暖かい。
命門の火が弱いと体は冷え、エネルギーが弱くなるので体力もなく、元気も出ない。
夜中にトイレに起きるとか、様々な症状が゛出てくる事自体が、何らかの繋がりで腎と関連が
あるので注意が必要です。加齢は腎の衰えでもあるのでやむをえませんが、腎の熱気を少しでも
保つ事ができれば、他の臓器にも影響しますので、丈夫な状態で日常生活を過ごすことができるとおもいます。
腎のツボは腰にあるので、基本的には腰を温めることがよいです。一番簡単なのはドライヤーでやると
直ぐに温まります。10分位やれるといいです。但し風呂の1時間前後はしない方がいいです。
2/22の診療時間は午後2時過ぎからとなります
2月22日の午前中は臨時休診となります。
午後2時すぎごろより診療致します。
心神の安定
心神の安定は五臓の安定になり正常な機能が働きます。
心が病むと不安定になり他の臓器にも影響を及ぼし、病へと発展してしまいます。
人は肉体だけでは健康になれず、心を乱さぬように、氣を散らさないこと、
様々なストレスがあっても心をそこに向けないこと、一点に集中することができれば、
心は安定し健康を維持することができるのです。瞑想は最適な方法と考えられますので
是非とも試してみてはいかがでしょうか?
太極治療
お灸で全身の重要なツボを刺激することです。
先ず肝腎要の腰にある肝兪と腎兪、先天の元気と後天の元気の腎兪と脾兪、氣を下げたり
陽気を高めたりする頭の百会、手の代表の穴で曲地、合谷、足の代表の三里、三陰交、太谿、腹の中心でもあり
胃のツボでもある中脘、丹田の関元、氣海こういったところの反応を触診してお灸をするのです。
この方法を長く続けることにより、自然と体質が改善され、健康的な日常生活ができるようになるでしょう。
年末年始の休診日のお知らせ
年末年始の休診日のお知らせです。
12/30(日)~1/3(木)は休診となります。
1/4(金)より診療致します。
来年もまたよろしくお願い致します。
邪気を出す
邪気を一番出しやすい所は口て゛ある。邪気が溜まると血流が悪くなり、うっ血し体は硬くなり、
氣の流れも悪くなる。それには邪気を溜めないことで、口から邪気を出すのが一番いいのです。
おしゃべりをするとか、歌を歌うとか、呼吸法をするとかです。そうすると意外とスッキリし気分が
いいのです。体の中にあったものが口を通じて外に出ていくので、軽くなるのです。
自然治癒力
人は病気になった時、薬を飲んだり手術をしたりしますが、それだけで病気が治る訳ではありません。
自然治癒力という体の中にある力がないと、何をやってもなおりません。
医療者はそれの助けを借りて治す事ができるのです。自然治癒力の力は普段の生活がどのようにして
いるかにより変化します。長い年月を経て体質は創られてきます。その中で多少の生活の乱れはあっても
それほど影響はありません。自然治癒力があることは免疫力もあるということです。
あらゆる病に対して対応できるように、体力を蓄えておくことが大切かと思います。
症例 だるい、疲れる
平成30年4月 30代 男性
だるく、疲れが抜けない。2週間出張して疲れる。出張先で水を飲み下痢をする。
鼻水、くしゃみ、喉痛があり夜眠りずらい。食欲も落ち、ややふらつく、疲れると下痢しやすい。
花粉症、胃腸炎の既往歴あり。
診ると腹全体が張る、肋骨弓少し狭い、百会に圧痛合谷、天宗、脾兪、肝兪、左行間付近がカサカサしてかゆい。
会社での残業が多く、出張も毎月あり、疲れがなかなか取れず、
氣が上昇し不安定になり又反射として胃の働きが落ち下痢しやすくなる。
治療は上に昇った氣を降ろし、胃の働きを盛んにさせる様に百会、右合谷、左胃兪、右足三里に置鍼。
4日後半分位良くなり、その後毎月2~3回位治療を続けて、心身のメンテナンスを含めて治療継続中で、
治療することにより心身を安定的に保つ様にしています。