Nature

東日本大震災から思うこと

巨大地震が大地をゆるがした。

大津波が人家を襲った。

ひとたまりもなく人間が造ったものは木っ端微塵に砕けちった。

鉄の塊だろうがコンクリートの巨大な城壁だろうが
あっという間に想像を越えた巨大な波にのまれ押し流され砕けてしまった。

そこには壊れた家屋や車や様々な残骸や死体が一面に広がり
無精な光景と様変わりしてしまった。

経済は進歩というの名のもとに発展してきた。
そこには創造と消費を繰り返しより良い物を造り、物質的には豊かになったと思っていた。
人間はこれからもますます豊かな生活を追い求め続けるだろう。

しかしその反面自然を破壊し人間の都合のいいように大地をいじくり回し、
空には煤煙ををまき散らしこれでもかと地球をいじめている。

地球を俯瞰的に見ると巨大地震や大津波はほんのわずかな出来事でしかない。

人間は天変地異の隙間でなんとか生かされてきた。
これからもいつ何が起きるかわからない。

人間が忘れた頃自然から警告として様々な災害をもたらす。

自然に逆行するような事が続くと
いつかまた人間は苦しい経験をしなければならない時がくるだろう。

人間は自然の大地に生かされている。
太陽の恵み、澄んだ空気、おいしい水、豊かな大地、
そこに生じる恵みの食物、これが当たり前のように毎日享受している。

これらが最高に人間にとってなくてはならないものなのに忘れている時がある。
よりおいしい物、より便利なもの、より楽な物を求め続けてきたがそれで良かったのか?

物に執着するあまり、肝心の心の存在が遠のき、
心と体のバランスを失い、人間として正しい判断が危うくなり
本質は何か?の見極めができにくい人間にされてしまった。
その結果、社会的犯罪が増え、自身も病み、国々も病み、大地も病み苦しんでいる。

我々は、地球上で生きていかなければならない。
人間は弱い。しかし人間は強い動物だ。
人間は大地の太陽の大きな温もりを五感で感じつつそれを忘れてはならないのである。

人間は様々な物を発明し作り続けてきた。
その結果何でも不可能なものはないと思い込むようになり奢るような生活になった。

常に自然を慈しみ、その中の一員として同化し、生きていかなければならないのである。
人間自身も自然な姿なのである。

人は腹八分を知ることによって空腹を知らせるのである。
空腹は人間の五感を鋭くし本来の人間を取り戻すことになるのである。

平成23年3月
相田針療所 相田

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