がんの予防法

2014-12-03

がんは様々なストレスにより発生することが多い疾患です。ストレスと無関係であることはほとんどありません。逆に言うと体にストレスをかけなければがんになることはないと言ってもいいくらいです。ストレスは五臓ではまず肝に一番負担がきます。なぜかと言うと肝は五行で言うと木に属します。木の性質は天地に向かって枝根を自由自在に伸ばしています。つまり、肝は木に属するので自由に伸び伸びとした性質を持っているのです。

 

ストレスがかかるとこの肝の自由な性質を抑え伸び伸びとできなくなり押さえつけられて肝ウツとなり、肝が硬くなり血行も悪くなり、気の巡りも悪く於血となり、それがだんだんと於熱となります。他の臓器はこの肝の性質の影響を受けて伸び伸び働けるのです。あらゆるがんはこの肝との関係が必ずあるのです。がんは熱の塊ですからその熱をとり、肝の本来の性質である自由で伸び伸びとした状態に戻してやることが大事なのです。

 

がんにならないためには自分の好きなことを好きなようにほどほどに楽しんでやることです。そうすれば肝はやわらぎ気血と流れも良くなりうっ滞することはないのです。今の世の中ストレスが全くないとはありませんがどんな状況にあっても気持ちだけは前向きに人生を楽しむようにする心掛けが大切かと思います。

 

ちなみにがんの針治療は於熱となったかたまりを取り除くようにします。そして肝の状態をやわらげ気血の流れをスムーズにします。また、さまざまなストレスはがんばかりではなくいろいろな病気を引き起こします。飲食の不摂生もしかり、食べ過ぎずのみ過ぎずで、適当な量、腹八分目くらいが調度良いのかもしれません。

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