私の趣味は、平安時代から続く雅楽(ががく)を8年位、その中で担当は篳篥(ひちりき)という縦笛を吹いています。篳篥は竹と口でくわえる部分の葦でつくられた楽器です。これは植物で作られたものですから、軟らかい、生きているような音色がします。この音色を聞くとなんとなくゆったりした気持ちになります。現代のざわざわした社会にいると、なかなか心の余裕がありませんが、時には雅楽の音色を聞き、こころを癒してみるのもいいものです。