外反拇指
2020-01-23
外反拇指は女性に多いせいかヒールの高い靴を履いてなっていると思っている人がほとんどです。しかし東洋医学的に足をみると決してそうではありません。足の親指の内側には脾経という経絡が流れています。反対の外側には肝経という経絡が流れています。親指が外側に曲がるのは内側が弱く、外側が強いからです。つまり脾経の流れが弱く肝経の流れが強く引っ張られて、相対的にバランスが崩れているのです。脾は胃と同じ消化器系に属し、裏表の関係で暴飲暴食で、胃に負担がかかると裏にある脾にも負担がきます。ですから脾の流れが弱いから反対に引っ張られて外反拇指になるのです。第2指の上まで親指が重なっている人は、何十年も前から少しずつなっていると思われますので、食べ過ぎ飲みすぎに注意し根気よく、脾の流れをよくしていけば、すこしずつ改善していくと思います。
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